【EMSラベル(記入見本)】韓国のEMSラベルの書き方を丁寧に解説!
掲載 : 2019.5.7
更新 : 2019.5.8
[肥満度チェック] 実は肥満じゃない?
韓国留学している人が日本に荷物やプレゼントを送ったり、韓国旅行から身軽に帰国するため国際郵便で自宅に荷物を送ったり…
と、日本人が韓国からEMSを送ることが少なくありません。
このとき、皆さんが気になるのがEMSラベルのあて名書きではないでしょうか?そこで安心して発送できるように韓国のラベルの記入方法について解説します。
EMSラベルは「書類用」と「物品用」の2種類
ラベルは2種類あって郵便局でもらえますよ。
2種類のEMSラベル
- 書類用(서류용/Document)
→ 手紙・書類・写真・印刷物(本・雑誌・カタログ他)を送るとき
※書類用は追跡番号がEEから始まる
- 非書類用(비서류용/Non-Document)
→ 物品を送るとき(手紙や書類を一緒に入れてもよい)
※非書類用は追跡番号がESから始まる
EMSでは現金を送ることはできません
EMSラベル左上には配達状況を確認できる13桁の追跡番号があります。発送後は韓国または日本の郵便サイトにこの番号を入力することで配達状況の履歴を確認できます。 EMS追跡番号の見本
※韓国では登記番号(등기번호)またはEMS番号(EMS번호)と呼ぶ
書類用、非書類用どちらもラベルの書式が似ているのでここからは共通で解説していきます。
EMSラベルの記入方法
記入のきまり
書類用、非書類用ともに記入欄は①~⑤です。双方書式がよく似ていますが「③税関申告書」に若干差が見られるので意識して見比べて下さい。
まずは書類用から。
次に、非書類用、つまり荷物を送る用です。
「③税関申告書」の種類がCN22/CN23と違っています。記入スペースは非書類用の方が広いですね。
では、おおざっぱに記入方法を説明します。 記入欄 ①~⑤
- 送り主の住所・氏名
- 相手の住所・氏名
- 税関申告書(CN22/CN23)➔ 詳細
※ここを適当に書くと税関検査が滞ったり問題が生じたりするので注意
「CN22/CN23共通」
・内容品について英語で具体的に記入
・価格はUSドルで記載
「CN23(非書類用)のみ」
・HSコードと生産国は商業用物品のみ記入
・商品見本・贈り物・商品・輸出承認品のどれかに当てはまる場合は☑する - 保険利用の可否(保険扱いの選択)➔ 詳細
内容品に保険をかけるか選択して、保険をかける場合は保険金額も記入 - サイン(差出人のサイン)
共通の留意点
- 電話番号は頭に国番号を付けて国際電話番号で書く
※国際電話番号の表記方法は➔ こちら - 氏名は必ず英語で書く(日本名はローマ字)
※氏名の書き方は➔ こちら - 送り主の住所は英語もしくは発送国の言語(ハングル)で書く
- 相手の住所は英語、もしくは相手の国の言語で書く
書式が韓国語で読めないという方のために、以下ラベルの各項目を翻訳しました。(画像クリックで拡大表示可)
記入例
これは非書類用ラベルの記載例です。まずは、全体をおおまかに把握して下さい。詳細説明が必要な「③税関申告書」と「④保険」欄の記入例については後述します。
相手国の住所は英語でも相手国で通用する言語でも記載できます。
ただし、「受取人の氏名」、「都市名、「国家名」は発送国と到着国の両方の郵便職員が読めるように英語で書かなければなりません。(国家名のハングル表記が分からなければ英語表記のみで構いません。)
見本のケースでは相手国が日本なので有難いことに日本語で記載できることになります。ストレス減少です。
上の点線赤枠で表示した部分「総重量(g)」や「郵便料金(won)」などは窓口で量って記載してくれるので空欄で提出して下さい。
続けて「③税関申告書欄」と「④保険欄」について解説します。
税関申告書(Customs Declartion/세관신고서)
いよいよ、EMSラベルの税関申告書の記載です。ここでは「EMS非書類用ラベル」を見本に解説していますが、「EMS書類用ラベル」も基本同じです。 税関申告書CN22とCN23の違い
- CN22:300SDR以下の物品を同封する場合
- CN23:300SDR以上の物品を同封する場合
➔ SDRとは
2019年現在:1SDR=₩1,749(300SDR=₩524,700)
税関申告書の記入は税関とかかわってくる箇所なのでもっとも注意が必要な部分です。ここが正しく詳細に書けてないと税関検査で滞ったりひっかかったりして配達遅延の原因にもなりかねません。
国際郵便で物を送る例
- 個人使用のものを送る
例:留学中の荷物や旅行中自分用に購入した土産を自宅に送る - 贈り物を送る
例:友人や家族に贈り物をする - 海外通販の商品を送る
例:個人使用目的で海外通販で購入したものを送る - 商業用物品(商品/商品見本)を送る
例:販売や取引などで海外に商業用物品を送る
内容品については英語で詳しく記載して下さい。例えば、衣類であっても服とおおまかに書かずにジャケットやTシャツ、下着などと具体的に、食べ物類なら食べ物と書かずにキムチや海苔、クッキーなどと書きます。
商品や贈り物ではなく、個人使用のものを送る場合は、(Personal Use)と英語で記載します。
贈り物を送る場合は、□贈り物にチェックを入れます。
商業用物品については画像見本がありませんが、以下の通りです。
EMSでは「HSコード」の記入が必須ではないものの、税関手続きをスムーズに進めるために商業用物品については「HSコード」や「生産地(생산지)」の記入をおすすめします。
そして次のうち該当するものにチェックを入れましょう。 - □商品(상품/Merchandise)
- □商品見本(상품견본/Sample)
- □輸出承認品(수출면장건[輸出免状件])
内容品が多くてラベルに書ききれないときは?
内容品が多くて書ききれないとき
See the attached document
ラベルの内容品欄に「See the attached document(別紙参照の意味)」と記載し、別紙「税関申告書」に記載します。次の画像をクリックして拡大したものを保存し印刷してご使用できます。
保険利用の可否(Sipping insurance/보험 이용 여부)
EMSや国際小包には配達過程で内容物の破損や紛失などの郵便事故が生じたときに損害賠償してもらえるとう、保険料(追加料金)を払って郵便物に保険をかけることができます。(※食べ物と電子製品は保険不可)
保険をかける場合はYes、かけない場合はNOに☑します。
☑Yesの場合は「保険金額」をウォンで記入します。
「保険金額」とは内容物の破損や紛失などの郵便事故が生じたときに損害賠償を受けたい金額のことです。ただし、いくらでも好きに保険金額を設定できるわけではなく、内容物の現在の価値(時価)を超えない範囲内でという条件があります。 現在の価値とは?
- 5年前に10万ウォンで購入したフィギュア人形をEMSや国際小包で海外に送るとします。購入時の価値は10万ウォンですが、現在は年月が経過し価値が変化しています。中古品ということで下がることもあれば、逆にプレミアがついて上がることもありますよね。保険金額はそれを考慮して設定しなければなりません。
- 人形の時価が80万ウォンならば、80万ウォンを限度額としてその範囲内で保険をかけることができます。破損や紛失時に80万ウォンの補償を求めるなら「保険金額」欄に80万ウォンと記入し、50万ウォンまでの補償でよければ50万ウォンを記入します。時価を超える90万ウォンや200万ウォンといった金額の保険をかけることはできません。
「保険金額(補償額)」の設定を高くするとそれに応じて皆さんが支払う「保険料」も高くなります。韓国でのEMSの「保険金額(補償額)」の最大金額は700万ウォン(約70万円)になります。 EMS保険料
- 1. 基本の保険金額 (最小 114,300wonまで補償) : 2,800won
- 2. 114,300won 超過ごとに : 550won加算
- 3. 保険金額の最高限度額 : 700万won
保険金額を80万ウォンに設定するなら、保険料6,100ウォン(約610円)が必要です。 計算方法
- 希望保険金額(700万円限度)÷114,300 = Z(小数点以下切り捨て)
- 550 x Z + 2800 = 最終保険金額
【計算例: 希望保険金額 80万ウォンの場合】
A. 800,000 ÷ 114,300 = 6.99(小数点以下切り捨て)
B. 2,800 + (550 X 6) = 6,100
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