韓国の不動産屋
[肥満度チェック] 実は肥満じゃない?
韓国の不動産屋
昔、韓国には不動産仲介業者のなるための資格がなかった時期がありました。その町に長く定着している年配のおじさんやおばさんが不動産屋をやっていました。
当時は不動産屋を「●●不動産(부동산/プドンサン)」と呼びました。韓国で「不動産(부동산・プドンサン)」というと「不動産屋」という意味にもなるんです。しかし、資格制度ができてからは不動産屋を「公認仲介士(공인중개사/コンインジュュンゲサ)」と呼ぶようになりました。世の中で「公認仲介」をする仕事は多いと思いますが韓国で「公認仲介士」といえば普通は不動産屋です。
ちなみに、今でも看板に「●●不動産」という名前を使っているところもあります。慣れない「公認仲介士」という言葉よりは「不動産」という言葉の方が親しみやすいのかもしれません。
韓国のアパートはアパートの分譲時にアパート敷地内に入る商店も一緒に分譲することが多く、そこへ不動産屋が入店することが多いです。 住宅の賃貸契約は通常2年
アパート(マンションのこと)やビラ、ワンルームなどの賃貸契約期間は2年が一般的です。契約満了日が近づいても大家と借り主が連絡を取り合わなかった場合、賃貸契約がさらに2年延長するとみなされます。そうはいっても、相手が常識的な人とは限りません。契約満了日が3ヶ月前になったら大家に連絡し延長できるのかきちんと確認を取るべきです。曖昧にして後にトラブルが生じると非常に面倒だからです。ちなみに、延長にあたり再契約書の作成などの手続きをすることは一切なくそのまま更新されます。
2年の賃貸契約満了により「大家が借主に退去を求める場合」や「借り主が引越しを希望する場合」は、契約期間満了日の3ヶ月前に相手にその旨を伝えなければなりません。 賃貸契約期間満了前に退去することになったら?
皆さんが理解しやすいよう、アパートの借り主をAさん、賃貸契約期間を2年として説明します。
賃貸契約期間は2年にもかかわらず、借り主のAさんの都合で1年半で引っ越しすることになりました。この場合、大家ではなくAさんがこの物件の次の入居者を探さなければなりません。Aさんが不動産屋と連絡を取り「いついつ退去するので次に入る人を探してください」と依頼するのです。
Aさんの後に入る新しい入居者が見つかったとしてそれで終わりではありません。新入居者と大家の賃貸契約時に大家が不動産屋に払う仲介手数料をAさんが負担しなけばならないのです。当たり前ですが、2年の契約満了によりAさんが退去するときは手数料は発生しません。
大家の都合によりAさんが退去しなければならなくなった場合は、Aさんが次の入居者を探す必要はありません。手数料を負担することもありません。
では、借り主(Aさん)の都合で契約満了前に退去することになった場合、どうして借り主が責任を持って次の入居者を探さなければならないのでしょうか?
これは「韓国の賃貸制度における保証金が高額なこと」や「お金がない人でも簡単に不動産投資ができること」、「大家が保証金2年間貯金して利子を得ること」などが大きく関係し、途中で賃貸契約を解約されると大家にとっていろいろと不都合が生じるからだと思います。これについてはこちらの2つの記事が参考になるかと思います。
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